昨日、
速報でお伝えした「夜彩の夕べ」
誰も待っていなかったと思いますが(笑)、デジイチ写真をUPします。
最近、記憶のひきだしが急速にガタつき始めてるワタクシ
記憶力の良さだけが唯一の取り柄だったのに、全然使えません
だからブログは自分のための覚書にもなってるんですよねぇ(笑)。
クマグスチームのイベントでは、
私もお手伝いで写真を撮らせてもらってますが
ほぼ毎回恒例になっている最後の記念撮影。
みなさんのこの笑顔
今回も、お客様も満足だったけどスタッフの皆さんも、
燃え尽きることができた証ですよね~。
チームとしてまとまりができてきているのが、これまでずっと見ていて分かります。
さらに、前回から参加してる畑チームスタッフのAさん。
彼の存在もちょっと大きいのかな・・・なんて思ったりして。
クマグスもまつきさんのスタッフも、みんな根がマジメな方が多くて、
シャイというか、人との距離のとり方に遠慮される人が多い気がするんです。
(踏み込んでくる人は受け入れるけど、自分からは踏み込まないっていう感じ。)
だけど、Aさんは良い意味で人懐こい感じがするので、
チームの中で、潤滑油になってるみたいに見えました。
農場長のIクンや「華音」の若い衆Kちゃんも、
同世代の彼がいることで、前よりのびのびできてるみたい(笑)。
こういうチームの和、って大事ですよね。
料理や雰囲気にも大きな影響を与えている気がしました。
・・・と、今回はお料理やお酒ではなく“ヒト”のハナシから入っちゃった。
というのも、料理もお酒も、もちろん毎回素晴らしいし、進化もしてるけど
それ以外の部分が、どんどん回り始めてるような気がしたから。
そして、それが、昨日の一番の収穫だったような気がするから。
ただ、得てしてこういう雰囲気の良さってのは、
常連さんだけが楽しんでしまうことにつながりかねないので、
私自身も気をつけなくっちゃって、反省もしています
さて、肝心のお料理とお酒のハナシをいたしましょう。
開宴は19時。
いつもは早く出かけて、準備中の写真を撮るのですが
昨日は仕事のキリが良いところまで・・・と思ったら、だいぶ遅くなってしまった
親方衆の準備もひと段落して、前菜の最後の仕上げ中。
今回は「醸し人」さんがお仕事で参加できず、3人の親方による競宴。
「夜彩の会」は、採れたて野菜のお土産付き。
昨日はレッドムーンだったみたい。
“みたい”、というのは、実は私はもらって来れなかったので分からないから
急きょ参加者が増えたのでお土産、足りなくなっちゃったそう。
送ってくれるって言われたけど、それも悪いし・・・
でも、会費も払ってるんだから、私も欲しいなぁ。(笑)
乾杯の音頭は、農場長のIクン。
農場長に昇格して、どれくらいたつのかな・・・貫禄?風格?出てきたね。
ヒゲもはやしてワイルドになってるからかしら。
乾杯のお酒は、生酛のどぶの炭酸割り。
日本酒を炭酸で割るって飲み方、
ここ数年の酒の会で教えてもらいましたが、すごーーーく飲みやすい。
にごり酒系がオススメだけど、中でもこの生酛のどぶは、美味しいです。
スッキリしてるけど、にごりならではの甘みさも感じられるし
グビグビ飲んじゃうんだよねぇ。
昨日は急な雨のせいか、集まりが悪く、開宴がちと遅れまして。
ずーーっと、目の前にお料理が並んでいて、
ごま油のこうばしい香りが食欲をそそっていたんです
その前菜がコチラ!
この会で一番楽しみなのが、親方衆による前菜の競宴。
今回は、華音さん、成生さんのお料理をひと皿にまとめ、
うずさんのものは別の盛付けに。
(ちなみにお酒は、乾杯の後、すぐに杉錦の冷やが登場。)
(左)華音:つるむらさきと韓国のりのナムル
(右)成生:オクラとインカの目覚めの白和え
ナムルも白和えも、家でも作れるお料理ながら
やっぱりプロのお料理は全然、違います。
スーパーで買うものとは素材も違うだろうけど、
味付けにメリハリがあるんですよねぇ。
だから、生酛のどぶのようなお酒にも負けないのですね。
うず:水茄子のそうめん仕立て 大和芋のせ
これは、もう絶対にお家では作れないお料理。
(いやもちろん、スーパー主婦なら作るかもしれませんが)
水茄子に片栗粉をはたいて、さっと茹でてから・・・って、
説明の途中であきらめました(笑)。
片栗粉のおかげで、つるりとした口当たり。
だけど噛みしめるとシャキシャキと不思議な食感。
冷やの杉錦の爽快なのど越しと、すごく相性の良いお料理でした。
いやぁ、今回も前菜からして、ワクワクしちゃう
献立表によると
今回は、食材がお野菜ということで、主菜を3品というスタイル。
これをお肉でやられちゃうとしんどいですが、夜彩の会ならでは。
うず:ゴロゴロ野菜と天城軍鶏のカリカリ砂肝添え
天城軍鶏の白子入り バーニャカウダソース
「うず」さんのど定番、ゴロゴロ野菜のサラダも毎回進化。
白子が新鮮だから臭みは全くなく、むしろバーニャカウダに深みをプラス。
ニタキコマの熟したものと未熟のものを2種類使用。
程よい酸味で、途中からソースが変化して飽きさせません。
成生:夏野菜太白焼きと功刀鱒の天ぷら
虹鱒の火の通り方が絶妙
成生さんの魚使いの素晴らしさに、毎回驚かされますが今回も。
ふんわりと柔らかい身の芯に、うっすらとレアの部分が。
野菜は天ぷらではないところがまた良いですよね~
華音:丸オクラと萬幻豚のチヂミ
収穫体験のランチでも出してくれたチヂミが、夜彩の会にも登場。
これ、すごーーーく美味しくて、ランチの時も大人気でした。
2種類のタレをつけて食べるんだけど、
左側のヤンニョムジャンのタレがまた美味しくて
これだけで、お酒飲めちゃうね!と同席の方々と盛り上がり、
お酒もじゃんじゃん追加でお願い(笑)。
このころには、既に、早瀬浦の1年熟成の冷やと
生酛のどぶの燗を飲んでいましたが、早瀬浦の燗と杉錦(冷や)も追加。
同じお酒を燗と冷やの両方を飲み比べることができるのも、
この会のお楽しみのひとつだし、
同じお料理も、お酒との相性で味わいが変わったり、
逆にお酒が変わることで、お料理の味わいが変わるのを楽しんだり。
日本酒と料理の関係って、ホントに奥深いです。
成生:モロヘイヤと生もずくのお浸し
土佐醤油がけ 生山葵
はぁ、ちょっと飲みすぎちゃったし、
お腹もいっぱいってタイミングで、この小鉢。
このあたりの緩急自在なお料理の組合せは、
初めのころのメニュー仕立てと比べると、すごーく進化したなって思う。
(偉そうですね、スイマセン)
うず:伊豆・若木屋の生湯葉と角切り野菜のあんかけ丼
お食事は、うずさんの湯葉あんかけ丼。
いやぁ~~~、優しい
たっぷりの湯葉の下には、もち米入りのごはん。
シャッキっと歯ごたえを残したパプリカや紫玉ねぎの歯触りと
とろりとした湯葉、もっちりしたごはん、この食感の違いは素晴らしいなぁ。
どのお料理も出し、いつも思うことだけど。
野菜の火の通り方、歯ごたえの残し方は、やっぱりプロの技。
素材を活かすために下ごしらえや手間ひまを惜しまないのも、プロの仕事。
こういう美味しさに出会わせていただけることに感謝ですね。
デザートはいつもは「醸し人」のS親方が担当。
だから今回は無いのかな?って思ったら・・・
華音:まくわうりのパンナコッタ
まくわうりって、一時期あんまり作られなくなったお野菜。
おじいちゃんたちが、おやつに食べたってハナシをよく聞いていました。
最近では、時々、じまん市で売ってたりするけど、パンナコッタとは
生クリームでコクも出してるそうですが、
これ、メロンよりもサッパリしているから好きだわぁ。
まつきさんの人参ジュースもいただきました。
このジュースで、また酒が飲めると、杉錦の冷やを飲む私たち。
昨日は、本当によく飲んだなぁ。
ステキ女子Yさん以外は、はじめましての方ばかりのテーブル。
だけど、美味しいもの、美味しいお酒がそこにあれば、
名刺も面識もいらないって、実感しました。
口福を一緒に体感できれば、もうお仲間ですもんね
つくる・つたえる・つなぐ・はぐくむ。
それを目指してスタートしたクマグスの活動と、この「夜彩の夕べ」。
畑スタッフも一緒に席に座って、共感することで、
畑とお店、そして食べ手がしっかりとつながることができたような気がします。
畑で収穫体験をした参加者も、今回は多かったし。
あの日に収穫した水茄子や、丸オクラとこういう再会ができたのは幸せです。
また畑にも遊びに行きたいな。
(遊びじゃなくて、お仕事手伝えっ!!ですけど、笑)
今回も、楽しく美味しく幸せな時間をありがとうございました
ご一緒くださった皆様にも、親方衆や、畑チームにも、
そして、さりげなくおもてなしの心を見せてくれていた
Hさん、女将さん、Kちゃんのサービスの皆様にも感謝です。
本日の満点度:☆☆☆☆☆/5