だいぶ時間がたっちゃったけど・・・
先週金曜日のお仕事ドライブのハナシ。
あるお仕事で、遠方から来たお客様をご案内。
新富士駅でお客様をピックアップした後、最初に向かったのは御殿場。
羊羹で有名な「とらや」さんの施設「とらや工房」さんへ。
竹林に囲まれた施設は、茅葺の門構えからして既に異空間。
大きな看板なども無く「売らんかな」というよりも、
とらやの理念、文化を表現した施設だと思います。
静岡県の都市景観賞を受賞している
半円形?三日月形?の特徴的な建物がステキです。
(それなのに、外観は撮り忘れました、笑)
室内のお席もあるんだけど、
ヒーターがガンガンきいていたので、半外の席でお茶をしました。
御殿場のキンと冷えた空気と温かいお茶が美味しい。
お客様はお汁粉を、私は葛焼とお茶のセット。
お雛祭りの菱餅カラーの葛焼。
金つばみたいな見た目だったけど、
小麦粉ではなく、周りが葛粉なんですね。
とても軽い口当たりで、金つばよりうんと上品。
外からほんのり見えましたが、中はもっと艶やか。
若緑、黄色、桜色。
春の野の様子を形にしているとのこと。
若草と菜の花、そして桜。
大地から空へむかう春の風景でもあるそうです。
は~・・・なんと美しく奥深い和菓子の世界。
この繊細な美意識って、日本人ならではないでしょうか。
他にも大福とかお土産用に購入することもできたのですが、
とらやさんの通常商品である1本の羊羹とかは売っていません。
そのあたり、この工房の立ち位置というかこだわりを感じますね。
次に向かったのは、長泉町の「クレマチスの丘」。
冬枯れのこの季節に来たことはなく、閑散としていました。
こちらも御殿場に負けないくらいキンと冷えた空気。
空がキレイだったなー。
まだお腹もたぷたぷなので、ここではお茶はあきらめ、
ビュッフェ美術館とミュージアムショップを堪能。
ここのミュージアムショップ、ツボなものが多くて困ります。
書籍も面白いラインナップのものが多いので、
ついつい買ってしまうんですよねぇ。
今回は、こけしの本と手ぬぐいだけにとどめました。
この手ぬぐい、以前から読んでいる
手ぬぐい関係のブログの著者の方がデザインしたもの。
直接、郵便とかでやりとりして購入できるんだけど、
なかなか神輿をあげられずいたのですが、
こんなところで買えるとは!!!
第2弾の柄も気になったけど、春(?)の柄のほうにしました。
お雛祭りが終わったら、手ぬぐい額を変更する予定。
お楽しみに~。
同じ県内なので、いつでも行けると思いながら、
なかなか最近は足を向けていなかった2か所。
どちらも企業メセナというのか、文化的要素が高く、
商業的には成り立っていないと思われるので、
ビジネスにするのは難しそうだけど・・・
それでも、いつか、この日の視察が活かされる日が来るのかな。
楽しみが一つ増えました。
本日の満点度:☆☆☆☆/5