行き先も決めないままに東へ向かった週末。
特に目的が無いのはいつも通りなのだけど(笑)
いつも行ってみたいと思ってたところ、
いざとなると思いだせないのよねぇ
でも、この日は、早めに思いつきました
富士山が世界文化遺産に選ばれたときに
構成資産のひとつとして注目された
富士宮の「
山宮浅間神社」さん。
拝殿が無く、富士山そのものがご神体として
祀られている神社さんです。
ナビがものすごい変な道を案内したせいで
到着に時間がかかってしまいました(笑)
仕事でもプライベートでも通っている富士宮ですが
一度も通ったことのない道を案内されたので
こんな富士宮もあるんだなぁと発見できたキブン。
整備された駐車場に車を停めて、
先に案内所で御朱印をお願いしたところ
ボランティアガイドさんがご案内してくれるとのこと。
せっかくなのでお願いしました。
コチラの神社さんの歴史はとても古く
富士山本宮浅間大社さんの起源と言われているそう。
荒ぶる山だった富士山が噴火を繰り返していた時代、
その噴火を鎮めるために、
溶岩の流れてきた先端だったこの地に
祭祀を行う場を設けたのが最初だそう。
日本武尊が東征した折に賊に襲われた際も
(その時に草薙剣が使われたのだけど)
富士の山に祈ったおかげで助かったと
この地に御霊をおろして祀ったとかなんとか・・・
うろ覚えでスイマセン
そんなお話をしてくれたのだけど。
ニホンミツバチが巣作りをしていたらしく
周りをぶんぶん飛び回っていたせいで
ガイドさんの言葉が全然耳に入ってこな~い
手水舎で清めた後、こちらでまずお詣り。
この建物は本殿とか拝殿とかではなく
神様が浅間大社さんから里帰りした時に
一時的に休まれるための建物だとおっしゃっていたかと。
(なんせ集中力が欠けていて、うろ覚え)
この先にはもう建物はなく、遙拝所があるのみ。
(見えにくいけど、先に見える石垣の上)
実はここからも、もう富士山が見えるんです。
(写真だとぜんぜんわからないけど)
進撃の巨人が壁の向こうから顔を出したように
そびえたつように見えて大迫力!
振り返ると、こんな感じ。
この場所もすごく気持ちがよかったです。
遙拝所の方向から、参道に向かって
すごくよい気の流れ(風の通り道)になってるんでしょうね。
さ―――と風が吹き渡ってくれて、呼吸が楽ちん。
いつまでもこの場所に立っていたい、と思っちゃった(笑)
丸い石は、鉾立石。
富士山から飛んできた噴石だそう。
この石にもパワーが宿ってるはず。
触ってもよいとのことだったので、
何度か撫でさせてもらいました。
なぜか鉾立石より先には、ミツバチが飛んでません。
神域なのが蜂にも伝わるのかしらん。
石垣の上に階段を使って登ると・・・
うわぁ~~~~~~
思わず息をのんでしまう光景。
5月のこの時期に、
富士山がこんなにクッキリ見えるのって
ものすごいありがたいことですよねぇ。
めっちゃラッキーじゃないですか、ワタシタチ
他にも数組、参拝していた方がいましたが
みなさんの日ごろの心がけがよかったんでしょう、
(我々は便乗できたのかもですね!? 笑)
遙拝所は、古代の祭礼が行われた跡が
いまも残っていて、詳しく説明もされていました。
神仏混合の時代から信教の拠り所だったから
神道と仏教と、両方の関係者席もあるのが面白い。
榊を植えたそうなのですが、それも大木となっていて
それもまた驚きでした・・・
榊ってあんなに大きな木になるのね。
「ゆっくりお過ごしくださいね」って
ガイドさんは先に案内所に戻られたので、
お言葉に甘えて、少しのんびり過ごさせてもらいました。
できればもっと長くパワーを浴びていたかったけど
腹の虫がお腹が空いたと鳴き出しました(笑)
本日の満点度:☆☆☆☆☆/5