先週の土曜日は長泉町まで遠征。
お仕事でご縁ができた「
レストラン雅」さんへ
レストラン雅の西山シェフが
「ふじのくに食の都づくり仕事人」を受賞。
それを記念して、
野菜作りのマイスター「杉正農園」の
杉本さんとのコラボディナー
「
静岡の恵みを味わう特別な夜」に参加しました!
今年度、これまた新たなご縁があって
静岡県のガストロノミーツーリズム事業に
関わるお仕事もさせてもらっているのですが
(そちらは
美味らららライターとしてお手伝いしております)
レストラン雅さんもローカルガストロノミーを
開店当時から謳っていたお店なのです。
でも、ガストロノミーツーリズムのほうから
お仕事のご依頼があった訳ではなく
全然、別ルートから、ご縁ができたのは
とても不思議なめぐりあわせ。
しかも、お店の常連さんのおひとりが
昔、グランシップで働いていた頃の先輩Dさん。
Dさんもいまは県庁で出世されていて
実はガストロノミーツーリズムにも
昨年度までは関わっていたんです。
でも、これも不思議なハナシなのですが
ガストロノミー関連でのライターのお仕事は
Dさんは全く関係なく、これまた新たなご縁から。
Dさんには事後報告で、お手伝いのご報告をしました。
(もう部署が変わっていたので関われなかったのは残念だったな。)
巡りあわせというか、ご縁のつながりの不思議。
で、こちらの「レストラン雅」さんに伺うのは
いつも営業時間外でお食事はできず。
テイクアウトの商品もあるのですが
まずは、お食事をしてみたいって思っていたので
コラボディナーのお誘いに飛びつきました(笑)
当初、ご一緒予定だったTちゃんが
インフルエンザで行けなくなってしまい
キャンセルも厳しいということで困っていたら
急遽、Tちゃんが来てくれることになり
(あ~ややこいいどっちもTちゃんだ、笑)
YさんとTちゃんの同級生コンビにワタシの3名。
最初は全員ワインとのペアリングのつもりが
Yさんが車を出してくれることになって
1名はティーペアリングに変更してもらいました。
シェフのお母さまであるMさんは
ワインソムリエだけじゃなく、調理師や
日本茶検定1級の資格も持っていて
料理に合わせて、ワインのみならず
様々なお茶をペアリングで提案されています。
ワインとお料理にマリアージュって言葉がありますが
それはお茶でも同じこと。
お茶って言っても様々な種類があるし
淹れ方や食べ物との相性で印象や味わいが変わるのは
お酒だけじゃなくお茶も一緒です。
そして、そのペアリングの楽しさを
お酒を飲めない方にも体験できるのは
すごく素敵でウレシイことではないでしょうか。
・・・と前置きが長くなりましたが、
とても楽しくおいしい時間でした。
前菜のプレートには6種類。
こちらは大根とホタテのテリーヌ。
鮮やかな色は紅くるり大根です。
ひと口で食べてしまうのはもったいないけどパクリ。
ホタテの甘さ、2種類の大根の甘さと
歯ごたえの違いも楽しめるひと口でした。
ロマネスコのムース。
ほんの少しのほろ苦さが乾杯のワインに合う
スライスしたロマネスコで食感もプラス。
ルッコラの原種で辛味や苦みの強いルッコラセルバティカに
八ヶ岳で作られているプロシュートをあわせ
長泉産のオリーブオイルをかけたもの。
ひと口で食べちゃったんですけど
鼻に抜ける野生味あふれるルッコラの香りと
プロシュートの美味しかったこと!
そしてその2つをなじませていたオリーブオイル。
長泉でもオリーブ栽培をしているって
コチラのお店で初めて聞いてビックリ。
甘とろ葱のヴィネグレット。
ヴィネグレットってのは簡単に言うとドレッシング。
フレンチドレッシングになるのかな。
焼いて甘みがさらに増したおネギがとろりと甘い。
ドレッシングの酸味がさらに甘さを引き立てていました。
タイニーシュシュと麦豚のプレッセ。
タイニーシュシュってのは小さな白菜。
ちなみに、この日使われていてお野菜は
全て杉正農園さんのものだとのこと。
飾りで使われているハーブのような草花も。
ローカルガストロノミーを謳う雅さんでは
麦豚も伊豆で育てられているものを使用されています。
芽キャベツのフリット。
ほろ苦さよりも甘さが印象に残ってるなぁ。
下に敷かれたり周りを彩られたソースも
とても繊細で、シェフの腕の良さを感じます。
おいしい食事と楽しいおしゃべりに夢中で
サーブしていただいていたワインを全く撮影せず
Mさんが見立ててくれたので間違いはないですが
どのワインもとても美味しかったですし
このあと出てきたそれぞれのお料理との相性も抜群でした。
次にいただいたのはサラダ。
「モリアオガエルの卵みたい」
・・・と、いきなり失礼なワタシ(笑)
泡の下には、たくさんの野菜と富士山サーモン。
甘さと苦みのある2種類のレタス、
黒大根やわさび奈、薄くスライスされた黒大根等。
茹でた大麦も敷かれていて、ボリュームもあり。
柑橘系のさわやかな風味は、泡に秘密あり。
シークワーサーの香りと削った果皮でした。
富士山サーモンの火入れも完璧。
美味しかったなぁ。
聖護院大根のポタージュ。
これがまた、やさしい味わい。
風邪とかで弱った時にバケツ1杯飲みたい。
いや、弱っていたらバケツは無理か(笑)
雅のロゴが刻印されたパンもサーブ。
ちなみに2枚目はこの日のメニュー表。
これがあるので、お料理名や野菜を書けています(笑)
魚料理は、サボイキャベツで包んだ
魚介のシューファルシ、フェンネルの香り。
シューファルシって、ロールキャベツのこと。
中がお肉ではなく、海老や白身魚なので
食べ口はとても軽くて、だけどうまみが濃い。
添えられたプチベールのおいしさにも驚きでした。
お肉料理は雅さんのスペシャリテ。
あしたか牛100%のハンバーグ。
自慢のデミグラスソースでいただきます。
シェフが修行された「たいめいけん」仕込みの
デミグラスソースは、食べ飽きない美味しさです。
菊芋のピューレで少し変化球をつけても美味。
スティックセニョールやつぼみ菜等
添えられたお野菜も美味しい。
1枚だけワインの写真がありました!
なんだか、とてもいいワインで貴重だそうで
同席していた方が、撮影しておけって(笑)
(どういいワインかをちゃんと聞いていなかった、スイマセン)
最後にデザートも。
なんとまぁ、デザートにまでお野菜が
なんと、苺と里芋のミルフィーユです。
里芋はクリームにも使われているそうですが
スライスしてキャラメリゼしたものも挟んでありました。
里芋をキャラメリゼしちゃう発想もすごいです。
無難にさつまいもとか使っちゃいそうなのになぁ。
いやぁ、素晴らしかったです。
ワタシ、最近、お酒を全然飲んでいないので
お料理に合わせて何種類ものワインが出てきて
飲めるかしら~って思っていたんですが
しっかりワインもお料理も堪能してきました
オススメいただいたワイン、どれもこれも、
本当にお料理との相性が抜群でした。
お料理だけでも美味しいのですが、
ワインを飲んでからだと、味に奥行きが生まれたり、
余韻が豊かになったりと驚きの連続。
次はどんなお料理とワインなんだろうと
わくわくしてくる時間でした。
途中、Yさんのお茶も何種類かもらいましたが
これまた、お茶の奥深さを感じるものばかり。
ティーペアリングでの食事もぜひしてみたい。
また、ご参加されていたみなさんも
みなさまいい方ばかりだったなぁ。
ご自宅を改装されたレストランなので
雰囲気もアットホームでくつろいだ空気感。
そこがまたいいのですよねぇ。
最後に宝箱のようなお野菜詰め合わせが当たる
お楽しみ抽選会があったのも楽しかった!
当たった方がワタシ達にもおすそ分けしてくれたのも
なんていい人たちなんだ~と感動。
やっぱり、素敵なお店には素敵な人が集まります。
(お野菜をもらったから誉めてるわけじゃない、笑)
杉本さんの畑にも絶対に行ってみたいし
お野菜もやっぱりお取り寄せしたいなぁ。
YさんやTちゃんもお野菜ほしいかしら??
まずは聞いてみよう(笑)
ご一緒できなかった方のTちゃんとも
ぜひ次回こそ一緒に行けるといいなぁ。
ホント、幸せな夜でした。
素晴らしい食材やワインはもちろんですが
それを最大限に活かせるシェフの技、
料理と合わせるソムリエさんの知識もあってこそ、
どちらもが輝きを増すんだなぁと体感できました。
静岡って素晴らしい。
まだまだ知らない魅力にあふれています
ご一緒いただいたみなさま。
シェフ、Ḿさん、そして杉本さん。
ありがとうございました。
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