映画と舞台は観たことあるんだけど、本は初めて。
『清須会議』
(三谷幸喜著/幻冬舎文庫)
作品が面白いのはもちろんだけど、
TVに出演してる時も独特の面白さがありますよね、三谷幸喜って。
なんとも言えない、“タダモノデハナイ感”が漂ってる。
そして、そのタダモノデハナイ感漂う男の書く物語は・・・面白かったです。
ハナシが面白いというよりは、設定と書き方が面白い。
最初が信長の独白で始まるんだけど、私的にはもうそこでドキュン
2ページめくらいのところで、これはオモシロイって思っちゃった。
こういう手法って珍しくはないと思うんだけど、
なんとも言えず、そこはかとなくユニークなんですよね。
「信長、こういうこと言ってそ~~~!!」
ってクスリと笑ってしまうというか。
この小説をもとにして、映画化されて、この秋公開。
もちろん、監督脚本も三谷幸喜。
でもこの小説は映画のノベライズではなく、
逆に書き下ろしのこの小説をもとに映画化するそうです。
この小説(映画)、主演は誰になるんだ!?
映画は三谷組の常連さんのお顔がズラリと並んでいますね~。
小説は登場人物の独白で構成されているので、
映画はそのままではないんだろうけど、
どんな表現手法になるのかすごく楽しみです。
三谷監督お得意のドタバタ喜劇が繰り広げられることでしょう。
しかし、自分で書いた小説を自分で監督か―。
キャスティングとかも、口出せるよね、三谷幸喜レベルなら。
究極の妄想キャスティングだな―、うらやましい~~(笑)
ちなみに、
柴田勝家=役所広司、秀吉=大泉洋、丹羽長秀=小日向文世
佐藤浩市さんは、池田恒興みたいです。
歌舞伎界から勘久郎さんと坂東己之助クンが出るのもご注目。
なんだかんだで、三谷さんの映画ってほとんど見てるから
きっとこれも観に行くんだろうな~。
本日の満点度:☆☆☆☆/5