久しぶりにホンノハナシ。
相変わらず家計を逼迫するほど
ホンゲル係数は高いワタクシ(笑)
この頃、あんまりご紹介していなかったですが
ちゃんと読書もしております。
でもね~、読むペースは遅くなりました。
夜に読むことが圧倒的に多いのですが
目がしょぼしょぼしちゃって
長いことホンに向き合えないんですよねぇ。
できれば一気読みしたいのに
ピントが合わなくなってきて断念するのは
結構なフラストレーションです
購入したことだけは報告した
『あきない世傳』の番外編についても
書きたいんですけどね、今日は別のオハナシ。
先日、本屋さんで購入してきたこの2冊。
1冊は、西條奈加さんの『心淋し川』。
新刊が出たら必ず購入する作者さんのおひとりです。
こちらはまだ読んでいないので
今回、ご紹介したいのはもう1冊。
『古本食堂』
(原田ひ香著/ハルキ文庫)
原田ひ香さん、筆が速い作家さんなのか、
それとも映像化もされて人気が出てきたために
一気に文庫化が進んでいるのか
最近、本屋さんで新刊を次々見かけます。
お料理の出てくる作品が多いので
何冊かは読んだのですが、
イマイチ、あんまりピンと来なくって
出る度に買おう(読もう)と思うまでは至らず。
偉そうな言い方になりますが
もうひと味、何かが足りないって感じ。
食べ物の描写も、登場人物も、
あと一歩踏み込んで書いて欲しいんだよなぁ。
主人公をはじめとする登場人物への
作者さんの愛がまだ薄いように思えます。
(多作だから仕方ないのかもですが)
でもね、この『古本食堂』はよかった!
主人公といえるのは2人。
あたし=珊瑚と、私=美希喜。
この2人の目線で、物語が進むのですが
1つのエピソードが違う視点から
一人称の違いで書き分けられている手法も良い。
まぁ、できたら脇の登場人物たちも
もっと肉付けしてもらいたい気もしますが
それは、このあとシリーズ化することに期待かな(笑)
あ!
帯に、続編の単行本が出るって書いてありました。
2024年6月に単行本化かぁ。
文庫本化はいったいどれだけ先になるのかしら。
(文庫でしか本は買いませんので)
物語は神保町にある架空の古書店さんが舞台。
神保町と言えば古書店街とカレーが有名な町ですが
他にもおいしいものを出すお店がいっぱい。
その様々な美味しい物と、1冊の本(写真集の時)を
うまいこと絡める手法が実にお見事でした。
神保町にも行きたくなるのはもちろん、
出てきた食べ物も食べたいし
そのお店にももちろん行きたくなったし
読んだことが無い本ばかりだったので
物語に出てきた本も読んでみたくなりました。
これは、NHKでドラマ化しそうだなぁ。
ワタシの妄想キャスティングでは
珊瑚さんは、松坂慶子さん。
でも、同じ著者の作品でも主役していたから
(一橋桐子の犯罪日記/NHK)
かぶりすぎて却下されちゃうかなぁ。
でも、おっとりしていて、実はしっかり者で、
おいしいものにも目がなさそうで
年齢を重ねても新しい1歩を踏み出せる
好奇心とたくましさを秘めてる珊瑚さんは
松坂慶子さんのチャーミングでおおらかで
だけど芯は強そうな雰囲気があってる。
作者さんもあて書きしてそうじゃない?(笑)
美希喜ちゃんは誰かなぁ。
「ちゃん」ってつい書いちゃったけど
大学院の2年生のようだから24歳かぁ。
眼鏡が似合いそうなクールなイメージの才女。
でも、かわいげや気遣いもちゃんとある娘さん。
視聴率や話題性を考えると、
彼女が数字を持ってる必要がある(笑)
本当は浜辺美波さんがいいんだけど
それじゃ、あまりにも「らんまん」だし美人過ぎる。
美希喜は本当は美人さんなんだけど
文学に夢中であんまり自分磨きはしてなさそう。
でも、よく見たら美人さんじゃん!ってイメージ。
堀田真由さんはどうだろう。
鎌倉殿でも、大奥でも、いい演技していたし。
若いけど、お芝居も上手なんだなと驚いたひとり。
まだ主役とかヒロイン役とかも少なくて
数字を持っているって感じではないけど
妄想上はNHKでOAの設定なので(笑)
いま持っている数字より将来性を重視しました。
(引かれそうなほど、真剣に妄想しています、笑)
美希喜のお母さんも面白いキャラ。
最近、脇にも回り始めて、
ちょっとコメディエンヌぶりも見せてくれているので
松嶋菜々子さんが浮かんだけど
それは余りにも贅沢な使い方過ぎる。
板谷由夏さんとか森口瑤子さんとかかな。
板谷さんもいいんだけど、
堀田真由ちゃんとの親子の並びを考えたときに
ここは、森口瑤子さんにしておきましょう。
あとは、美希喜との恋愛関係になりそうな2人。
花村建文と本田奏人。
本田奏人の方は、名前からしてあて書じゃない??
本郷奏多クンで決まりでしょう(笑)
当て馬っぽい登場の感じも本郷奏多っぽい
花村建文の方は、視聴率的にも重要。
きっと、ドラマだと主人公は美希喜だから
その恋の相手になりそうな人は、
視聴者からも人気がある人であるべき(笑)
ちょっと変わり者だけどピュアそうなんだよなぁ。
小さな出版社の営業マンでおそらく30前後。
恋愛にあんまりスマートなイメージは無いので
間宮祥太朗さんはどうかしら。
岡田将生クンもいいんだけど、イケメン過ぎる?
困ってしまうのが60代後半から70代後半の役者さん。
花村建文の勤める出版会社の社長で
珊瑚さんの良き相談相手になってくれる辻堂社長。
亡くなってしまった珊瑚さんの兄、滋郎さん。
そして、もう1人。
この人は名前を出しちゃうと、
本を読むのがつまらないと思うので書きません
3人も素敵なおじさまが出てきちゃうのですよねぇ。
最後のおひとりは、長塚京三さんがいいかなぁ。
最近、テレビドラマでお見かけしないけど
お変わりないのかしら・・・。
滋郎さんは回想シーンばかりになっちゃうけど
草刈正雄さんのイメージだった。
でも、辻堂社長でも良さそうなんだけど。
どちらのお役も小林薫さんもありかな。
うんうん、イケメン枠以外は
なかなかNHKっぽい配役な気がするぞ(笑)
・・・ということで勝手に妄想キャスティング決定!
『古本食堂』
鷹島珊瑚・・・松坂慶子
鷹島美希喜・・・堀田真由
花村建文・・・間宮祥太朗
本田奏人・・・本郷奏多
鷹島芽衣子・・・森口瑤子
辻堂社長・・・草刈正雄
鷹島滋郎・・・小林 薫
もう1人・・・長塚京三
久しぶりに最後までフル妄想できました。
それだけ、内容も良かったし
人数的にも妄想に負担がないのがいい(笑)
よし、もう1回、宛て読みしてみよう(笑)
実は『あきない世傳』はじめ
妄想キャスティングをしている作品は
いくつかあるんですけどね。
ワタシ自身の作品への思い入れが強すぎたり
思い入れのある登場人物の数が多くて
妄想しきれなかったりで発表に至らず。
『古本食堂』くらいのサイズ感が
妄想キャスティングには向いていますね(笑)
本日の満点度:☆☆☆☆☆/5