FBに先にUPしちゃったので、力尽きた感がありますが(笑)。
速報だけお伝えした昨日のクマグスイベント。
ブログでもちゃんとリポートしますよ~。
誰かに見てもらうためではなく、ブログは自分のための防備録です

最近、めっきり記憶力も落ちてきて

ブログで過去の出来事を確認したりしております。
過去の自分に感謝する瞬間です(笑)。
昨日のイベント、テーマのお酒は熟成酒&ひやおろし。
ひやおろしとは、春先に絞ったお酒に火入れをし、
涼しい蔵等に寝かせた状態で夏を超えさせたお酒のこと。
当然ですが、熟成が進み新酒の時のキリッとした印象とはまた違う、
寝かせたからこその、なめらかさやまろやかさ、
深い味わい等が生まれます。
ひやおろしも熟成酒のひとつですが。
今回、熟成酒として登場したお酒たちは、
ひと夏を超えさせただけでなく、1年以上寝かせたもの。
中には、8年もの、14年ものなんて古酒と呼ばれるようなものも。
希少なお酒をそれぞれの蔵元さんが出してくれました。
お料理はビュッフェスタイルで。
今回も熟成酒にあうお料理を
クマグスの4人の親方衆が腕によりをかけて用意してくれました。
もちろん、そちらも堪能しましたが・・・
熟成がテーマだっただけに、ピッタリの食材!!
そうドライエイジングビーフも、特別参戦
調理のために店舗外に設けられたテントでは、
「さの萬」さんが東京からお招きしたIシェフとTさんのお二人が調理中。
うわぁ、これは期待できそう!!
こちらは後ほど、アナウンスがあるまでの楽しみとして、
親方衆の料理とお酒を、まずは楽しみます。
一番最初にいただいた「独楽蔵」の8年熟成。
蔵元さんが一番あう!と太鼓判を押してくれた
いぶりがっこのクリームチーズ乗せと一緒にいただきました。
お酒と料理の相性次第で、
グンと「美味しいの質」が変わる瞬間を何度も経験してきたけど。
昨日は、この組合せに一番やられました。
クセのある食材同士ですけど、合わせるとものすごく合う。
そこに8年熟成が加わることで、香りも味わいもさらに昇華


なんて美味しいんだ―

これだけで、十分にお酒が飲めちゃう~~。
でも、お料理いっぱいあるんだから楽しまないと
ほんの一部しかご紹介できませんが・・・
(左から)
海老芋の黒胡麻ソース、穴子の山椒煮、有機温野菜のバーニャカウダ。
海老芋のねっとりとした甘さと食感に、酸味のきいた黒胡麻ソースがあう!
これ、美味しくてお代わり!!
穴子のお料理は、繊細かつ上品で、
日本酒を口に含むと、より一層山椒の風味が鼻に抜けていきます。
バーニャカウダソースは2種類。
白子入りと青海苔入り・・・って発想がさすがですよね。
まったりとコク深く、熟成酒との相性が良いです。
コチラ、準備中の1枚。
お料理プレートがずらり・・・こんなにいっぱいお料理が出たんだ。
たぶん、全部食べきれなかったなぁ~。
それでも、ひと通り写真を撮り終えて欲張り気味にお料理確保。
あ、もちろん一緒に参加したYさんにもおすそ分けしましたよ。
当然ですが、お酒も充実しておりました。
こちらは三重県からお越しの「森喜酒造」さん。
るみ子の酒で有名な蔵元さんですが、飲むのは初めて。
古酒は酸味が強かったですが、全体的にまじめな味わいという印象。
ひと口めふた口めと飲むほどに深い味わい。
クマグスのイベントではおなじみの沼津「白隠正宗」さん。
ガッツリしているのに、キレが良くて
だらだらといつまでも飲みたくなるお酒です。
藤枝の「杉錦」さん。
確か昨年のひやおろしの会にも参加されていました。
酸味が強いお酒という印象があったんだけど、
お料理と合わせると全然変わりますね~。
肴によってこんなに味わいが変化するお酒だったんだなぁ。
で、今回、私が一番飲んだと思われるのがコチラ!
福岡から来て下さった「杜の蔵」さん。
「華音」さんでおなじみの日本酒、独楽蔵(こまぐら)ですが、
このお酒、やっぱり美味しい。
中華のようにクセのある料理にも負けない味わい深さ。
かといって出しゃばらず、しっかりと料理をひきたてるお酒という印象。
途中、蔵元秘蔵のお酒も登場。
一番近くにいたので、いただくことができました。
杜の蔵純米大吟醸の「沁(しん)」。
大吟醸だけど、燗も用意してくださり冷やとの飲みくらべ。
純米大吟醸を燗にしたらもったいないって言う人もいるけど
これもなかなか良いでしょう?と蔵元さん。
うんうん。
香りもまろやかさもさらに深まって美味しいです

でもひやならではのキリッとした感じも捨てがたい。
今回ね、すごくうれしかったのがお燗。
全ての蔵元さんが燗酒機を持ってきてくれていたのは
燗酒好きとしては、とっても嬉しかったです。
日が暮れて、少し肌寒くなったころの燗酒は沁みますな―。
ゴホゴホと風邪気味だったけど、
燗酒が沁みるほどに元気回復していった感じです
もちろん、今回も仕込み水もいっぱい用意してくれてあったので
お酒を飲んだら、仕込み水を飲むことの繰り返し。
その効果か、それともウコンの力の効果か(笑)、
今回も全然、悪酔いもしませんでした。
お水の飲み比べも面白いんですよねー。
今回はどちらも静岡の蔵元さんのお水でしたが
白隠さんの方が丸く感じました。
そして、忘れちゃならないコチラも!
次々に焼きあがっていくドライエイジングビーフ。
とってもおしゃれなワンプレートで登場。
いやぁ、やっぱりドライエイジングビーフ美味しい!!
ここにきて、さらに美味しさがUPしてると思うんです。
きっと熟成庫の菌や酵母が蔵になじんで良い動きしてるんだろうな。
Iシェフの焼き方も、絶妙なんですよね、きっと。
赤身肉ならではの噛みごたえも残しつつもしっとりと。
噛みしめるほどにあふれ出る肉汁をギュッと閉じ込めて。
シンプルだからこそ、塩加減もちょうど良い。
ドライエイジングビーフの美味しさもさることながら
トマトのファルシーも完成度高くてビックリ。
海老が良~っぱい入っていてすごく美味しかったです。
今回は4人の親方衆+東京の洗練された風も吹きこんで。
良い刺激を受けて、親方たちの料理もさらに昇華。
後半もお料理まだまだ登場。
季節野菜の塩麹白和えに入ってた柿とか、
ほかのお料理に入ってた葡萄とか、
季節感とこんな食材の組合せ?っていう驚きにあふれていたのも
食べていて楽しかったです。
(左から)
華音さん特製上海焼きそばは〆のお料理。
旬野菜と功刀鱒のコンフィ。
南瓜と渋栗のグリルはマスカルポーネとサワークリームで。
今回、酸味のあるお料理が多いように感じましたが
それも熟成酒との相性を考えて、なのでしょうね。
フルーツやチーズの酸味が、熟成酒のコクにあうんですよね
いやぁ、本当に楽しかったし美味しかったです。
お酒好きの仲間たちとの会話も楽しいし。
HACOさんのステキ空間も堪能して。
徐々に暮れて行く窓の外の景色も良かったな―。
季節も酒も肴も雰囲気も、バッチリ。
全てのバランスが良かったなぁと、本当に思います。
昨日もご紹介したオリジナル酒器
こうした器も、お酒を愉しむための重要な要素。
ついに実現してくれて、やっぱり嬉しいなぁ。
これからどんどん使える機会が増えますように
いつもながら・・・
4軒の蔵元さんの皆様、長島酒店さん、
クマグスの皆さん、さの萬さん、Iさん&Tさん、
HACOのスタッフのみなさん、
そして一緒に参加してくれたステキ女子YさんとKさん、
会場にいらした全てのみなさんに感謝
本日の満点度:☆☆☆☆☆/5