「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもんで、急に寒くなってきました。
でも日昼は汗ばむほど暑かったり、夜は厚い布団にもぐりこみたいほど寒かったり…。
気をつけな、あかんと思っていたのに、やっちまった。
喉が痛くて、頭も痛い。
どうやら、熱も出てきてるみたいで、オカンも走り回っております。
風邪にはビタミン補給も大事、なんでしたっけ??
ゴーヤにはビタミンCも豊富だと聞いた気がするので、おひるごはんに、夏の名残りのゴーヤチャンプル。
お肉がなかったので美味しいツナ缶と、たっぷりのミョウガ入り。
ものすごい数のミョウガがまだ冷蔵庫に残っているので、
味噌汁にもミョウガ、酢味噌和えにもミョウガ、炒めものにもミョウガ入り。
あれ?ミョウガって、物忘れが激しくなるんだっけ??
最近の脳みその不調さ加減は、ミョウガのせいだったりして!?
昨夜は歌舞伎界からビッグニュースが飛び込んできて、興奮してしまいました。
いま一番の演技派と言っていいと思う香川照之さんが、父・猿之助さんとの確執を超え、歌舞伎界へ。
しかも7歳になる息子さんと一緒に来年、初舞台。
猿之助の名跡は、従兄弟にあたる(猿之助丈の弟、段四郎の息子)市川亀治郎が襲名。
asahi.com:亀治郎さん、猿之助襲名へ 香川照之さんは「中車」継承
毎日jp:四代目猿之助:亀治郎さん襲名 九代目中車は香川照之さん
MSN産経ニュース:亀治郎が猿之助襲名へ 香川照之も歌舞伎に
はぁ~。
45歳で歌舞伎界へ挑戦ですか…。
ご長男だけを厳しい芸の世界に投げ込むのではなく、
ご自身が一から努力する姿を見せる、そして一緒に苦難を乗り越えるというご覚悟なんでしょうね。
もちろん、ずーっと抱えていた歌舞伎界への憧れ。
ご自身も舞台に立ちたいと思ってらっしゃったからだとは思いますが。
ご長男が生まれた時に、歌舞伎への思いが強くなったということは、
以前NHKのドキュメントでも語っていて。
でも同時に猿之助さんとの絶縁関係や、想像を超える仕打ちについても語っていたので、
こんな日が来るとは、夢ゆめ思ってもみませんでした。
あのときの、哀しげな、悔しげな、切ない香川さんのお姿は今でも思いだせます。
どうしてもご長男と一緒に、
伝統という名の、澤瀉屋(おもだかや)という名の舟に乗りたいって思いつめていたんだろうなぁ。
普通、御曹司といわれる歌舞伎役者さんは、4~6歳くらいで初舞台。
初舞台の前から、踊り、鳴り物(三味線や太鼓、笛など)、謡曲を習って、身体に芸をたたき込み
さらには父親や兄さん方のお芝居を、毎日のように見ていくことで、
お芝居がDNAに刻まれていく。
だから、初役なのに数日のおけいこで舞台に立ったり、代役を突然こなせたりするんだと言います。
息子さんはまだしも、香川さんは45歳からのスタート。
きっと想像を絶する努力で、演技派という名声を手に入れてきた方だとは思うけど、
どんなに器用で頭が良くても、これから先に待ちうけてるものって並大抵の困難ではないと思います。
そのためには香川照之名で続けるという俳優としてのお仕事も、セーブされることもあるだろうな。
俳優・香川照之が好きだった私にとっては、それは少しさびしいけど。
でも、それ以上に、歌舞伎役者・市川中車がみてみたいです。
でも、やっぱり歌舞伎役者の世界は血筋なんだねぇ。
猿之助さんの名前は、
スーパー歌舞伎の担い手・右近さんに譲ることもありえるかなって思ってたんだけど。
右近さんはどう思ってらっしゃるのかしら、と心配してみたりして。
血筋でいけば、亀治郎さんが継ぐのが一番収まりはいいけどさ。
亀次郎は、亀治郎の道を極めてほしかった気もするなぁ。
それにしても、45歳での決断と挑戦。
こないだは、ある小説を読んで、56歳からの挑戦に触れまして。
最近、年齢を意識して、焦ったり、あきらそうになったりしそうになってる自分もいるんですが。
「焦る必要も、あきらめる必要もない」って叱咤激励される出来事が続きます。
それでも、人は人。
自分は自分だから。
焦るときは焦るし、焦らないときは全然焦らない、そういうところはマイペースなんですけど。(笑)
本日の満点度:☆☆☆☆☆/5