本日出席させていただいた結婚式。
予定通り、お着物で出席させていただきました。
土曜日に、美容院へ着物、帯、長襦袢、帯締めなどの小道具類を搬入。
今日は身一つでオジャマして、髪の毛もセットしてもらい、
さらには着付けとメイクもお願い。
ここ10数年、着付けはいつも同じ美容師さんにお願いしてます。
着崩れないよう、とってもきれいに着つけてくれるのですが、私の体系が崩れ過ぎです
ふだん、まったくノーメイクなので、お化粧した鏡の中の自分は
本当にこっぱずかしくって、正視に耐えられません

控えめに入れてもらったはずのアイラインなのに、宝塚みたい!
そんなに派手な顔じゃないはずなんだけど、ある意味、化粧映えするんだな。
でも、キモチワルイ

で、お着物を着つけていただくときに、ある発見
これじゃ、わかりません?
(ちなみにこの写真、脱いだあとで撮ったのでしわくちゃ

)
前身ごろに、
名前が入ってる!!!!!!
実は、10年ちょっと前にお着物が届いて以来、
たとう紙から一度も出していなかった

広げたことがないので、当然、名前を入れてくれてたなんて知らなかったんだなぁ(笑)。
この着物、曰くつきだってことは、
前にも書きましたが。
実は、20代の後半に京都旅行に行ったときに購入しました。
友人と嵯峨野あたりで竹林の中を歩いていたら、
2匹のセントバーナードを連れたオジサンに声をかけられたのです。
「この後予定あるの?ないなら、京友禅の工房を見せてあげようか」
(こうして振り返ると、かなりアヤシイ声のかけ方ですな。)
でも、ダボハゼな私は、友人が袖をひいてるのを振り切って
「みたいです!」
次の瞬間、オジサンはどこかに電話をかけ、数分後、迎えに来たのは真っ白なベンツ。
「ヤバい…このままどこかに連れてかれて、売られてしまうかも…」
ま、その心配は杞憂で、ちゃんと京友禅の工房に連れて行ってくれたんですが。
そのあと、あれこれ説明を受けながら、お着物に絵付けをしてる作業を見学。
肩にお着物をあてられたりして、いつの間にかお値段の説明に。
袖をひきひき、やめろって言ってくれてる友人の忠告を無視して、
契約書に拇印を押していた私…
さすがに、帰宅後、父に言う勇気はなかったのですが、
伯母や妹たちには報告。
「旅行先で着物買うなんて、お姉ちゃんはおかしい」
と説教をくらいました
でも、そのころから結婚式はお着物派だった私は、
一生もんのお着物だから、いいんだも~ん!と思っていたのです。
数ヵ月後、伯母から電話。
「県民だより見た?県民サービスセンターからのお知らせ、あんたのことじゃない!?」
そこには…
最近、若い女性が京都旅行中に犬を連れた男性から声をかけられ、
着物を買わされる被害が増えています。
お気を付けください。
わ、わ、わ、わたしのことっ!?
スグに、領収書に書かれた電話番号に電話をしたものの
「この電話は現在使われておりません」
じゃぁ、と手紙を書いてみたら、
あて先不明で帰ってきた~っ!!!!!
高い授業料を払ったと思い、あきらめました。
あきらめの良さは私の長所でもあります(笑)。
でも、伯母にも妹たちにも、こっぴどく怒られました

二度と、旅先では高額の買い物はしないと心に誓いました。
それから、3年後のある日。
「大きな荷物が届いたよ」と父。
平べったいけど、持ち重りのする包みの中からでてきたのがこの着物。
そうなんです。

私は騙されていなかったのです!
あの日に、あの工房で教えていただいたとおり、
手書きの友禅なので、ちゃんと生地の裏側にも、染料がしみておりました。
(プリントだと、裏側は真っ白なんだそうです。)
この写真は、裏側ではありませんが。
正真正銘の、
手書きの京友禅なんでございます。
騙されていたわけではなく、
それどころか大変良いものを購入してきた目利きな私。
反省して損した!
ま、もう旅先での衝動買いはできるだけやめようとは思っていますが…
あくまでも、できるだけ、です(笑)。
(懲りない性格は、直すべきかと思ってはいるのですが。とほほ)
ま、着物屋さんにも良いものだってすごく褒めてもらったし、
今日も着付けしてくれた美容師さんも、褒めてくれたからOKです。
嬉しかったので、特別におまけのショットです。
う~ん…貫録ありすぎだろ!?(笑)
次回、10月にまた結婚式にお呼ばれしてもらったので着る予定です。
今度こそ、もう少し体型をスッキリさせておきたいなぁ。
この写真を戒めに、がんばりますかねっ
本日の満点度:☆☆☆☆☆/5