昨日の急遽のお出かけは
Tちゃんにお誘いいただきこちらへ。
「
小学校 ~それは小さな社会~」
サールナートホールのシネ・ギャラリーで上映中。
こちらの映画を見に行ってきました。
世田谷の公立小学校が舞台にしたドキュメンタリー映画。
公立校とはいえ、比較的、金銭的余裕のある
家庭のこどもたちが通っているであろう小学校だから
撮影も成立したんだろうなぁとは思うし。
先生たちの過重労働の側面には全く触れないので
いまの教育現場は、こんなにきれいごとじゃないって
もどかしく思う現場関係者もいると思うのだけど。
そこはこの映画の主題ではないのですよね。
国際化が進み、ボーダレスな時代になる中での
”日本人らしさ”がいいか、悪いかは別として。
ワタシたち日本人は、小学校という6年間の学び舎で
日本人独自かもしれない社会性とか
協調性とかを身に着けたんだなぁって。
ただ。
ワタシはそういう日本人の社会性とか協調性を
よきものとして、大事にしたいと思っているのだけど。
これからさらに多様化される社会で
(我々日本人が海外に進出しなくても、
外国からどんどん違う価値観の人が流入してくる状況)
こうした日本人らしさって武器になりうるのだろうか。
あ、武器って書いちゃったけど戦うわけじゃない。
いや、でも、価値観の戦いではあるか~。
でもやっぱり、失ってほしくはないなぁ。
我ら日本人はさ、そこを強みにして
国際社会で生きていけないもんだろうか。
そんなことを考えてしまう作品でした。
先生方それぞれに、こどもたちの成長への
寄り添い方があることも描かれていて。
そこもまた丁寧な作品だなぁと思います。
もう1つ思ったのは
ワタシも取材をさせていただくことがある身。
かけられる時間が映画とワタシの仕事では
全く違うとは承知はしつつも
カメラの前でこんな風に
自然な姿をとらえさせてもらうために、
こどもたちも先生方も、
時には保護者の方々も、
どれだけの信用関係を築いたんだろうなぁ、と。
そこにも、驚嘆するやら羨望するやら、でした。
Tちゃんもですが、友人のお子さんとか
ワタシの周りにも小学校の先生を職業に選んだ人がいます。
先生方も人間だからみんながみんな
素晴らしい教育者だとは限らないと思う。
だけど、教師であることを誇りに思える
仕事、職場だといいなぁと思いました。
朝10時からの回しかなく
週末の上映は昨日が最後だったから
なんと、満席で、あとから来た友人は入れず。
来れるのがわかっていたら、
チケット買っておいてあげられたのになぁ。
これ、アマプラとかで見られるようになりそう。
その時には、ぜひ見てほしいなぁ。
自分だけじゃ、見に行こうとは思わない作品。
教えてくれたTちゃんに感謝です。
本日の満点度:☆☆☆☆☆/5